第4章 1.道徳とは、何ぞや?

2022年12月21日  2022年12月21日

第4章 さてさて〝道徳〟とは?

 

1.道徳とは、何ぞや?

 

文献上、道徳とは「公の秩序」、「善良な習慣を持つ為に人として守るべき行為の基準」、「道義」、とかいうように定義されています。

この定義からも推し図れるように、「道徳」とは、必ずしも固定化された〝成文〟ではない、ということです。

しかし、私自身、少なくとも日本国は連綿と〝人の道〟がつむがれてきたように感じています(推測するに、遅くとも参勤交代制度が浸透した後の江戸時代中期以降からそうであったのではないか、と勝手に思っています)。

 

この伝統こそ受け継がれていくべきでしょう。〝成文〟法に「くだらない」ものが量産されている今日、日本の道徳こそ光り輝くべきです。

佐賀藩の山本常朝あるいはその弟子が編んだとされる「葉隠れ」も人間の道徳を唱えていますが、当初読んだ時より今読むと違う味わいがあるかもしれません。

 

本書を書き終えたら、私も改めて「葉隠れ」を読み直そうと思います!

 

・・・つづく